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 生き残りの秘訣
テクニカル分析で投資をする場合、最も重要なことは厳格なルールを作り、そのルールに従って淡々とトレードするということです。
その意味で私は、テクニカル分析の父とも言えるWilliam D. Gann(1878-1955)の28のルールを私なりに解釈し下記の様なルールを定めています。

ギャンについて少しお話させて頂くと、
ギャンは、テキサスの綿花農家に生まれ、24歳で相場(商品・株式)の世界に入りました。そのテクニカル分析の理論はギャン理論と呼ばれます。
ギャンは聖書に学んだ投資哲学から生み出した厳格なルールに従って取引を続けました。
ギャンは相場を張る上で、
 「忍耐(Patience)」
 「勇気(Nerve)」
 「知識(Knowledge)」
 「健康と休息(Health and Rest)」

の4つが大切であるとも述べています。


 Twenty-eight Valuable Rules 〜ギャンの28の価値あるルール〜
1.トレードは、リスク管理が第一番である。
一回のトレードへの投入資金に対して、絶対にその10%以上を無くさないこと。


私の場合は復元力の観点から8%ルールを決め、ロスカット値が投入資金の8%以上を超えるようなら株数で調節するようにしています。
何度も言いますが、致命傷を負わないことがトレードを長く続けるコツです。
そしてトレンドがハッキリした時に勝負に出れば良いのです。
大勝負の時に資金が無くては問題外です。

投資資金が$10,000の場合、
8%ロスということは$800分以上の損失は避けることになります。
つまり$20の株を500株購入すると$10,000ですが
この時のstop lossの株価が$18なら
stop lossに掛かると$1,000のマイナスになってしまいます。
つまり損失は投資額の10%です。
従って今度は購入株数を400株に減らします。
そうすると$20の株を400株購入すると$8,000で
stop lossの株価が$18になると
400株の$18で$7,200となり、損は$800ですが
次回の投資資金は$7,200+$2,000=$9,200残ります。
よって損失は8%で収まります。


2. トレードに入る前に、最悪時の脱出の値段を決めておく。

最悪時における対応のことですが、これはストップロスでは対応しきれない危機管理の問題です。
どういうことかというと、市場の時間外に何らかの大きなニュースがあった場合、自分の決めたストップロスを超えて市場が始まる場合があります。
(例えば$40にストップを入れたのにスタートが$35からだとストップは効きません)
この場合に如何にこの危機を切り抜けるかということです。
私の場合、最初の5分足が陰線なら全額、陽線なら半分を手仕舞いします。

その理由は、陰線だとまだ下がる可能性が高く、狼狽売りが入ります。
陽線だと、買い支えが入る可能性がありますので損失を出来るだけ軽減するためです。


3. 過激な売買をしないこと、手持ち資金の管理を行う。
手持ち資金を全てトレードに投入しては行けない。


通常デイトレードの場合、信用取引は資金の4倍まで認められていますが、この資金を全額全て投資することはありません。確かに高額の株価の場合には資金額によっては大きな金額になり、手持ち資金を超えてしまいますが、この場合は株数で調節して下さい。
私は出来るだけ信用取引は使わないようにしています。

その理由は、全ての資金を1銘柄につぎ込まないためです。
さらに良い条件の株が発見できても、資金が無ければ投資できません。


4. 利が乗ったら、損益ゼロになるようにストップ価格を調整する。
勝ちのトレードを負けのトレードにしないこと。


これはあまり欲を出さないということにもなりますが、ここではストップの設定が最大のポイントだと思っています。
Coreの場合ストップはトレンドラインを切った時、Swingの場合は先日の安値が基本的ストップラインです。
Intraの場合は、価格によるストップ以外にもうひとつ時間によるストップもあります。

イントラトレードは1日の内で売買するので、
なかなか動かない銘柄に資金を投入しても疲れるだけです。


5. 買いなら上昇トレンド、売りなら下降トレンドを確認する。(トレンドに乗る)
トレンドが判断出来ない時や、自分に合わないトレンドでは休むも相場である。


これは大きなトレンドを見てトレードするということです。
プロでもトレンドに逆らってトレードすることはありません。
その方が、ストレスが無くトレードし易いからです。
私の場合、横ばいトレンドの時は長期タイムのcoreやswingではトレードしません。


6. ポジションを持ってから迷いが出たら、手仕舞いの時である。

「迷うが人」とはよく言われますが、トレードの世界で迷いは禁物です。
迷っているということは、ご自分のトレード計画に少しでも綻びが出始めている証拠です。
迷っている時は手仕舞いです。


7. 値動きが少なくかつ出来高が少ない銘柄を対象にするな。
活発に売買され、値動きのある市場で売買を行うこと。


値動きは少なく出来高が少ない銘柄をトレードしても利益はでません。
やはり出来高は重要な指標です。私も色々な指標の中で出来高を1番注視しています。
特にintraでは、出来高がないと時間によるストップにも引っかかります。


8. 手持ち資金を一銘柄に全て投入するのは、破滅への道である。
リスクを分散し、資金の集中を避けること。


これは、読んで字のごとくです。しかし、資金が少ない中で投資をする場合、最初のうちはこういった事態になりうることもあります。
この場合にこそ、トレンドに逆らわないことやストップが重要になります。


9. エントリーはピン・ポイントではなく、少しの幅を持つこと。
数セントを惜しんで、エントリーの機会を逃すな。


抵抗やサポート帯がエントリーポイントの場合、ここでは皆が注目している価格なので多少のブレが生じます。厳格に考えるのではなく数セントの余裕を持たせてエントリーして下さい。但し数セントですよ。

抵抗やサポートは皆が見ています。
特にbreak outの時は、抵抗を超えると一気に価格が上昇します。
この時にぎりぎりにエントリーポイントを置いていたのでは、一瞬のクリックで
購入できない場合があります。
従ってある程度余裕を持たせておく必要があります。


10. 手仕舞いの理由も、エントリー前に計画しておくこと。

これは、トレードの基本ですが、トレードとは買い時と売り時のどちらが重要でしょうか。私は売り時だと考えています。もし高値掴みをしても売り時を失敗しなければ、わずかなロスで食い止められます。その意味では、必ずストップを設定する癖をつけて下さい。


11. 手仕舞いして利益が出たら、出来るだけ別口座へ移して余剰資金とすること。
投資資金の総額は一定にするのが良い。


これは常に一定額の資金で投資をするということです。
なぜそれが良いかというと大きな勝負をしなくなるからです。
それに別に余剰資金があると心にも余裕がでます。
でも必ず別口座にしておかないと「今日は間違いないから勝負するぞ」という悪い感情に左右されて大きな損しつを被ることになります。
様は余計なトレードしないために一定の金額でトレードすることです。
私はintraの口座とcore/swingの口座、資金ストックの銀行というように分けています。


12. 数セントの利益を狙うトレードは、成り立たない。
(スカルピングは行わない)


昔トレードを始めたばかりの頃は、売買できるのがうれしくてスカルピングで頻繁にトレードしていました。でもこのスカルピングでは、利益を出すことは非常に困難です。
数セントの利益を狙うということは自然と株数が大きくなければならないという前提がきます。しかも狙いは数セントですから瞬時の判断です。
この作業の繰り返しになるわけですが、これでは最終的には丁半博打とかわりません。


v 13. リスク管理と資金管理から離れた、計画性の無いナンピンは身の破滅である。

計画性の無いナンピンは身の破滅とありますがまさにそうです。
基本的に厳格にストップを守っていればナンピンなどありえないハズです。
塩漬けを防ぐためにもナンピンは行わないことです。


14. トレード計画に従ったエントリー、ストップ及び手仕舞いを行う。
(トレード計画が重要で、感で投資をしない)


この株は上がりそうだとか、下がりそうだとかという感で銘柄を選ばないで下さい。
必ずテクニカルでチャートを見て判断して下さい。エントリーポイント、ロスカットポイント、リスクとリワード、購入株数、なぜこの株をトレードするのかの理由、最低でもこれくらいはキチンと決めてトレードして下さい。


15. 失敗の投資とは、利益は小さく確定して、損失は大きくなるまで我慢すること。
利が乗った時は大きく伸ばし、損が出た時は小さいうちに切りましょう。


損を確定するストップは厳格に決まっているために、これで良いのですが、利益はここまでという管理がないからです。でもトレードのプランをきちんと決めてあれば問題ないことだと私は思います。リスクとリワードは1:3に設定し、まず損が出ないところまで利が延びてくればストップを損益ゼロのところまで上げれば良いのです。


16. ストップを守れない人は相場をする資格がない。

厳格に決まっているストップを守れない人は、自分の間違ったトレードを受け入れることが出来ない人です。この様な人は塩漬けが多くなり、資金がショートし、市場から退場する人です。機械的にストップを守れる人だけが生き残れるのです。


17. トレード回数を増やしても、儲けが増える訳ではない。
手数料の支払いだけは確実に増え、かつ心身ともに疲労する。


明確に利益が出るセットアップになっているなら構いませんが、実は毎日そんなに多くのセットアップは見つからないのが実情です。多くて一日2〜3でしょうか。さらに自分の得意なパターンを見つけることが寛容です。「上がるだろう」「下がるだろう」の感覚トレードでは長続きしません。


18. ショート(空売り)を嫌がる必要はない。

株は上昇するときよりも、下降するときの方がスピードは速いので、空売りをうまく使えれば短期間で非常に高いパフォーマンスを上げられます。


19. トレードはプランを実行することである。値頃感から売買するのはトレードではない。

何度も言いますが明確なトレード・プランを立ててトレードすることです。
なぜこの株を買う(売る)のか理由付けが大切です。これにエントリー価格、ストップ価格、リスク・リワード、株数を決めて投資していくことです。


20. 増し買い(売り)は、明確なサインが出てから行うこと。

焦らずリバーサルやブレークアウトを待ちましょう。
Intraの場合は、リバーサル時間も重要なポイントです。


21. トレンドが明確な時の増し買い(売り)は有効である。

1番利益が乗ってくる場合です。押し目買いが基本ですが、反転のサインを確認して追加増し買い(売り)です。


22. ヘッジする場合は、同業種銘柄で両建ては行わないこと。

複数の銘柄に投資するわけですから、同じセクターに投資することはヘッジになりません。半導体とバイオなどというようにセクターは分けて投資しましょう。


23. 一度立てたトレード・プランは必ず守ること。

これも何度もお話してきましたが、必ず投資する場合には事前にトレード・プランを作成してトレードして下さい。プラン無きトレードは感覚でのトレードです。


24. 満足する利益が出たら、それ以上頻繁にトレードしないこと。
腹八分目が大切である。


「頭と尻尾は市場にくれてやれ」とはよく聞く株の格言ですが、最安値で買ったり、最高値で売ることは出来ないということです。チャートで売買する場合それぞれのサインが出てからの行動になりますので当然ですね。


25. 独善的なチャート分析をしてはいけない。
客観的な分析を実行するのがトレーダーである。


自分勝手なチャートの見方は禁物です。チャートは全て客観的に過去の動きを反映しています。


26. 他人の意見でトレードをするな。

悩んだり、損が嵩んでくると自分自身に自身がなくなります。そういう時こそ原点に戻り基本に忠実になることです。トレード・プランはどうでしたか。


27. 損きりしたら、取り戻そうと大きなトレードをしないこと。
冷静に同じ規模のトレードを淡々と行うこと。


損がでるとその損を取り戻そうと、次のトレードでは倍の株数でトレードしようとしますが、あくまでも資金管理の原則を忘れてはいけません。


28. 失敗の処理を失敗しないこと。

きちんとしたセットアップとトレード・プランでトレードを実行しても、相場が逆に動くことがあります。このときは自分の目算とは逆に動いたのだから冷静にストップロスを守って下さい。この処理を誤ると塩漬けとなり、資金が枯渇し、市場から退場することになります。




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